「永久脱毛を実現したい」「ムダ毛の悩みから解放されたい」そんな願いをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
近年、医療用レーザー脱毛機の技術は飛躍的に進化し、かつては夢物語だった「永久脱毛」が現実のものとなっています。しかし、脱毛クリニックで目にするさまざまな機器名や、それぞれの特徴の違いに戸惑ってしまう方も少なくありません。
本記事では、医療現場で実際に使用されている最新のレーザー脱毛機の種類と、それぞれの特徴について詳しく解説します。
医療レーザー脱毛の最新機種比較や、皮膚科医推薦の高効果脱毛機、そして99%の脱毛効果を誇る人気機種まで、あなたに最適な脱毛方法を見つけるための完全ガイドをお届けします。
脱毛サロンとは一線を画す、医療機関だからこそ提供できる高い効果と安全性について、最新の情報とともにご紹介いたします。永久脱毛を叶える第一歩として、ぜひ最後までお読みください。
【専門家が教える】一生ツルツル肌!? 医療レーザー脱毛の最新機種比較ガイド
医療レーザー脱毛は永久脱毛効果が高く、クリニックで受けられる脱毛方法として人気を集めています。
個人差はありますが、一生ツルツル肌!とはいかないようですが。
ただ、一般的なエステサロンの光脱毛と異なり、医療機関でしか使用できない高出力の医療レーザーを使用するため、効果や持続性が格段に優れています。
今回は最新の医療用レーザー脱毛機の種類と特徴を徹底解説します。
■アレキサンドライトレーザー
代表的なのは、アメリカの医療機器メーカー「Candela Medical(キャンデラ)」社の「ジェントルレーズ」が有名ですね。
近年では、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを搭載した医療脱毛のゴールドスタンダードとも言われるほど信頼性が高い「GentleMax Pro」シリーズが人気を呼んでいます。
アレキサンドライトレーザーは、755nmの波長を持ち、細い毛や産毛にも効果があり、腕や脚など広範囲の脱毛に適しています。
メラニン色素への吸収率が高く、特に日本人の体毛の質に合っているため、国内のクリニックで最も普及している脱毛機種の一つです。
照射面積が広く、施術時間が短いのが特徴ですが、色素沈着リスクがあるため、日焼けした肌には不向きです。
大手クリニックの湘南美容クリニックなどで採用されています。
■ダイオードレーザー
ダイオードレーザーは、810nmの波長を持ち、中間層の毛に効果的です。
アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの中間的な波長を持ち、幅広い肌質や毛質に対応できるのが最大の特徴です。
産毛から太い毛まで、また褐色肌や日焼け肌にも使用可能で、施術時間が短く痛みも比較的少ないため、日本で広く普及しています。ただし、より深い毛根の毛には効果が限定的になる場合があります。
代表的な機種には、メディオスターシリーズ(メディオスターモノリス、メディオスターネクストプロ)、ライトシェアシリーズ(ライトシェアデュエット、ライトシェアデザイア)、ソプラノシリーズ(ソプラノアイスプラチナム)、クリスタルプロなどがあります。
熱破壊式、蓄熱式、またはその両方に対応し、肌質や毛質に合わせて施術方法を選択できるのが特徴です。
フレイアクリニックや湘南美容クリニックなど様々なクリニックで使用されています。
冷却機能が充実しており、痛みを抑えつつ効率的に施術できる点が魅力です。
■ヤグレーザー(Nd:YAG)
ヤグレーザーは、1064nmの波長を持ち、他のレーザーと比べて波長が長いため、より深部に到達し、太くて濃い毛に効果的です。
色素に反応しにくいため、色黒の肌や日焼けした肌にも使用できるのが最大の特徴です。
Vラインやヒゲなど硬い毛の脱毛に適しています。
ヤグレーザーの代表的な機種には、Candela社の「ジェントルヤグ」や「ジェントルヤグプロ」、またアレキサンドライトレーザーと組み合わせた「ジェントルマックスプロ」「エリートプラス」などがあります。
他のレーザーに比べて痛みは強い傾向にありますが、色素沈着のリスクが少ない安全性が評価されています。
■蓄熱式脱毛機(SHR方式)
最新技術である蓄熱式は、従来のレーザーとは異なる仕組みで、低出力のレーザーを連続照射して毛包を破壊する最新方式です。
蓄熱式脱毛機の代表機種は「メディオスター」シリーズや「ソプラノアイスプラチナム」です。
中でも「メディオスターNextPro」は、低出力のダイオードレーザーを連続照射し、肌に熱を蓄えながら毛の再生能力を抑制する蓄熱式脱毛機として広く採用されています
蓄熱式は、脱毛効果の実感までに少し時間がかかることもありますが、肌への優しさと安全性を重視する方には非常におすすめです。
痛みが少なく、日焼け肌や色黒肌にも対応できるため、最近人気が高まっています。
■IPL(インテンス・パルス・ライト)
厳密にはレーザーではなく、様々な波長の光を照射する方式です。脱毛サロンではほとんどがこの方式です。
医療機関では高出力のIPL機器を使用しています。
波長が幅広く(500-1200nm)、様々な毛質に対応できるのが特徴です。
ルミナス社の「M22」などが医療機関で使われる代表機種ですが、レーザー脱毛と比べて痛みが少なく、美肌効果も期待できますがレーザーよりは効果が劣る場合があります。
【導入している脱毛機種とクリニックの一例】
クリニック名 | 導入機種例 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
レジーナクリニック | メディオスターモノリス、ソプラノチタニウム | 蓄熱式と熱破壊式の両方を導入。全国に22院以上展開。痛みが少なく敏感肌にも対応。 |
フレイアクリニック | メディオスターネクストプロ、モノリス | 蓄熱式専門で、産毛や色黒肌にも対応。全国に19院以上。学割・乗り換え割あり。 |
リゼクリニック | メディオスター、ラシャ | 蓄熱式と熱破壊式のハイブリッド機を導入。麻酔オプションも充実。全国26院以上。 |
エミナルクリニック | クリスタルプロ | 蓄熱式専用機を使用。全国63院以上展開。料金が比較的安く、痛みが少ないと評判。 |
医療レーザー脱毛は高い永久脱毛効果を得られる一方で、機種によって得意な部位や毛質が異なります。
自分の肌質や毛質、脱毛したい部位に合わせて最適な機種を選ぶことが重要です。
「最適な機種を選ぶことが重要です」とは言ってもほとんどのクリニックでは、自分で機種を指定することはできませんので、希望の脱毛機種があるクリニックを選ぶ。ということですね。
カウンセリングの際に、クリニックで使用している機種について詳しく質問してみることをおすすめします。
二度と生えてこない!?プロが選ぶ最強の医療用レーザー脱毛機5選
医療機関だからこそ使用できる高出力の医療用レーザー脱毛機。
永久脱毛の効果を最大限に発揮するためには、脱毛部位や肌質に合った脱毛機選びが重要です。多くのプロが推薦する医療用レーザー脱毛機を厳選してご紹介します。
1. メディオスターNeXT PRO
ダイオードレーザーを採用したメディオスターは、痛みが少なく日焼け肌にも対応可能な脱毛機です。連続照射が可能で施術時間が短く、特に広範囲の脱毛に適しています。毛周期に関係なく施術できるため、来院ペースを気にせず通えるのが特徴です。
2. ジェントルレーズプロ
アレキサンドライトレーザーを搭載したジェントルレーズは、黒い色素に反応するため、濃く太い毛に絶大な効果を発揮します。同時冷却システムにより痛みを軽減し、顔や腕など細かい部分の脱毛に最適です。1回の施術で多くの毛根にダメージを与えられます。
3. ライトシェアデュエット
真空吸引システムを備えたライトシェアは、肌を引き上げて照射するため痛みが少なく、均一な照射が可能です。背中や足など広い範囲の脱毛に向いており、効率よく施術を進められます。毛が薄い方でも効果を実感しやすい機種として人気です。
4. ソプラノアイス・プラチナム
3つの異なる波長(アレキサンドライト・ダイオード・ヤグ)を組み合わせたソプラノは、あらゆる毛質や肌色に対応できる万能型の脱毛機です。従来のパルス照射ではなく、連続的に照射する「SHR方式」を採用し、痛みを大幅に軽減しています。
5. ジェントルヤグ
YAGレーザーを使用したジェントルヤグは、色素沈着の心配が少なく、日焼け肌や色黒の方でも安全に施術可能です。特にVIO脱毛や男性のひげ脱毛など、デリケートな部位や濃い毛に効果的です。
近年日本では、ジェントルマックスプロ、ジェントルマックスプロプラスが人気になっているようです。
項目 | ジェントル マックスプロ |
ジェントルマックスプロプラス |
---|---|---|
発売年 | 2012年 | 2022年 (MaxProの進化版) |
波長 | アレキサンドライト(755nm) +ヤグ(1064nm) |
アレキサンドライト(755nm) +ヤグ(1064nm) |
最大照射エネルギー | アレキ:50J、 ヤグ:72J |
アレキ:69J、 ヤグ:90J |
パルス幅 | 3ms | 2ms (より深達度が高い) |
スポットサイズ | 最大24mm | 最大26mm (広範囲照射) |
照射スピード | 最大2Hz(実質) | 最大3Hz(実質) |
痛み | やや強め | より少ない |
導入クリニック数 | 多い (全国展開) |
まだ少ない (導入院限定) |
料金 | 比較的安価 | やや高め |
これらの医療用レーザー脱毛機は、エステサロンで使われる光脱毛(IPL)とは異なり、毛根にピンポイントでダメージを与えるため、より確実な永久脱毛効果が期待できます。
ただし、個人の毛質や肌質によって最適な脱毛機は異なります。
カウンセリングを通じて医師と相談し、自分に合った脱毛機で施術を受けることで、ツルツルの肌を長期間維持することができるでしょう。
選ぶ際のポイントは、自分の毛質や肌質、脱毛したい部位に合った機種を選ぶことです。
例えば、産毛が気になる方はアレキサンドライトレーザー、硬い毛が気になる方はヤグレーザー、痛みに弱い方は蓄熱式が向いています。
多くのクリニックでは複数の脱毛機を導入し、部位や毛質に合わせて使い分けているので、カウンセリング時に確認するとよいでしょう。
湘南美容クリニックや品川美容外科などの大手美容クリニックでは、最新の脱毛機を複数導入していることが多く、自分に合った脱毛方法を選べるのも医療脱毛の大きなメリットです。
料金や通院回数を考慮しながら、自分に最適なクリニックを見つけてください。