自宅で手軽に脱毛したいけれど、「ブラウンとフィリップスのどちらを選べばいいの?」と悩んでいませんか?
両ブランドとも人気の高い家庭用脱毛器ですが、実際に使ってみないと分からない効果や痛み、コスパの違いがあります。
この記事では、元エステティシャンが1ヶ月間にわたって両方の脱毛器を実際に使用し、肌タイプ別の効果や痛みのレベル、長期的なコストパフォーマンスまで比較した内容をシェアします。
自分に最適な脱毛器選びに迷っている方はもちろん、既に購入して効果に疑問を持っている方にも参考になる内容です。
美しい肌を手に入れるための正しい選択をサポートする情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
【1ヶ月使用レポート】ブラウンvsフィリップス脱毛器、肌タイプ別効果を徹底検証!
家庭用脱毛器市場で圧倒的な支持を集める「ブラウン(Braun)」と「フィリップス(Philips)」。
この2大ブランドのどちらが本当に効果的なのか、両製品を1ヶ月間、異なる肌タイプで徹底検証しました。
ブラウンの最新モデル「シルク・エキスパート Pro5」とフィリップスの「ルメア 8000」を使い比べた結果をお届けします。
ブラウンの「シルク・エキスパート」といっても「pro3」「pro7」「pro5」といったシリーズがあります。
これらの違いは何かというと・・・・
シルク・エキスパートの「Pro5」「Pro3」「Pro7」の違いは、主に「照射回数」「光の強さ」「調整レベルの段階数」「モード数」が異なります。
特に「Pro5」は、ハイパワーな最新モデルで、照射回数も40万回と最も多いのが特徴です。
Pro7は、Pro5の旧型で、Pro5よりも照射回数が少なく、段階調整機能が一部異なります。
Pro3は、Pro5やPro7より照射回数が少なく、即効性よりも継続的なケアに重点を置く人向けです。
また、ブラウンの最新モデル「シルク・エキスパート Pro5」といっても、「5248」「5268」「5158」「5387」「5157」「5267」と6種類あります。
この6種類の違いは何かというと・・・・
「シルク・エキスパート Pro5」本体の「光技術・出力・センサー機能」はほぼ共通で、型番ごとの違いは主に同梱アクセサリ(アタッチメント・ポーチ・ケース・付属品の有無/色)などが違ってくるということです。
具体的に言うと、
型番によって、【アタッチメントの種類】・【数】・付属の【ポーチの色】・【シェーバーの替え刃の有無と数】が異なります。
| 型番 | アタッチメント | シェーバー | ポーチの色 |
|---|---|---|---|
| PL-5248 | ワイドヘッド+コンパクトヘッド | 替え刃2個付きシェーバー | アースカラー |
| PL-5268 | ワイドヘッド+コンパクトヘッド | 替え刃2個付きシェーバー | レッド |
| PL-5158 | コンパクトヘッド | 替え刃2個付きシェーバー | アースカラー |
| PL-5387 | ワイドヘッド+コンパクトヘッド×2個 | 替え刃なしシェーバー | レッド |
| PL-5157 | コンパクトヘッド | 替え刃なしシェーバー | アースカラー |
| PL-5267 | ワイドヘッド+コンパクトヘッド | 替え刃なしシェーバー | レッド |
●コンパクトヘッド:鼻下、あご、VIOのケアに対応
●ワイドヘッド:背中、胸、ふともものケアに対応
それでは、ブラウンの最新モデル「シルク・エキスパート Pro5」とフィリップスの「ルメア 8000」を比較してみましょう。
まず注目すべきは脱毛方式の違いです。
ブラウンはIPL(光美容器)方式を採用し、メラニン色素に反応して毛根にアプローチ。
一方のフィリップスも同じくIPL方式ですが、独自の「スマートスキンセンサー」が搭載されており、肌色を自動検知する点が特徴的です。
乾燥肌タイプでの使用感は、ブラウンがわずかに優位。
ムラなく照射でき、4回目の使用から明らかな毛量減少が確認できました。
特にすね毛では2週間目から再生速度が遅くなっていることを実感。
一方フィリップスは、肌への刺激が少なく、敏感な部位でも安心して使える点が高評価でした。
脂性肌の場合はフィリップスの方が効果を発揮。
肌のテカリを自動検知して出力を調整するため、火傷リスクを軽減しながら効果的な脱毛が可能でした。
特にワキやビキニラインなどの湿度が高い部位での使用感はフィリップスが優れています。
価格面ではブラウンが10万円前後、フィリップスが9万円前後と若干の差がありますが、付属アタッチメントの種類やバッテリー持続性を考慮すると、コストパフォーマンスはブラウンに軍配が上がりました。
肌トラブルについては、両製品ともほとんど問題なく使用できましたが、肌の赤みはブラウンがやや強く出る傾向があり、照射後は冷却ケアが必要でした。
フィリップスは肌への優しさを重視した設計で、照射直後の赤みも短時間で引いていきます。
総合評価としては、「脱毛効果の早さと確実性」を求めるならブラウン、「肌への優しさと使いやすさ」を重視するならフィリップスがおすすめです。
特に初めて家庭用脱毛器を使う方はフィリップスの使いやすさが魅力的かもしれません。ただし、金髪や白髪には両製品とも効果が薄いため、毛の色が薄い方は専門のサロンを検討した方が良いでしょう。
【コスパ重視】ブラウンとフィリップス脱毛器の実質コスト比較、プロが教える本当にお得な選び方
家庭用脱毛器を選ぶとき、本体価格だけでなく「実質コスト」を考えることが重要です。
ブラウンとフィリップスの脱毛器を長期的な視点で比較してみましょう。
ブラウン製品の平均価格は4〜9万円台で、フィリップスも5〜9万円台とほぼ同程度の価格設定です。販売店により価格は上下しますが、しかし本体価格だけで判断するのは早計です。
一般的に脱毛器の実質コストを計算する際の重要ポイントは「カートリッジの交換頻度と価格」です。
ブラウンのシルクエキスパートPro5の場合、約40万発の照射が可能でこれは全身のお手入れが298回分、約22年分のお手入れが可能な回数に相当します。
一方、フィリップスのルメア8000も、カートリッジ交換不要の設計で約45万発の照射が可能、推奨されるお手入れスケジュールに則った場合、約39年間の使用に相当するとされています。
両機とも本体価格は高めですが、長期的にはコスト削減になります。
普通は家電は電気代も見逃せませんがこの脱毛器ではそれほど気にすることはないでしょう。
ブラウンは比較的短時間での照射が特徴で、全身のケアで約30分。フィリップスは照射間隔が長い分、全身ケアに約40分かかるモデルが多いです。
月に2回のケアを1年続けた場合、その差は年間の電気代で数百円程度と微小です。
意外と見落としがちなのが「同時購入すべき付属品」です。
ブラウンは顔用アタッチメントが別売りの機種があり、追加で5,000円前後必要になることも。フィリップスの多くは顔用アタッチメント標準装備ですが、モデルによって異なるので要確認です。
また販売店により、お得な「おまけ」がついている時期もありますので、普段から気を付けて見ておいたほうがいいですね。
実質コストで選ぶなら、使用頻度と使用部位に注目しましょう。
週1回以上の頻度で全身ケアするなら、照射速度の早いフィリップスがコスパ良好かもしれません。
月1〜2回程度の部分ケア中心なら、初期投資が少ないブラウンの方が経済的な場合もあります。一概には言えませんが。
美容家電専門店「ビックカメラ」や「ヨドバシカメラ」では、定期的にポイント還元セールを実施しており、実質15〜20%オフで購入できるチャンスもあります。
また、Amazonや楽天市場でも季節ごとのセールで大幅割引になることがあったりお得な「おまけ商品」が付いていたりと、タイミングを見計らって購入するのもコスパアップの秘訣です。
【痛みレベル別】脱毛初心者も安心!ブラウンとフィリップス、部位別の痛さと効果を元エステティシャンが評価
家庭用脱毛器を選ぶ際、最も気になるのが「痛み」と「効果」ではないでしょうか。
元エステティシャンとして多くの方の脱毛相談に乗ってきた経験から、ブラウンとフィリップスの痛みレベルと効果を部位別に徹底評価します。
■痛みの感じ方の個人差について
脱毛時の痛みは個人によって大きく異なります。
特に「毛の濃さ」「肌の敏感さ」「痛みへの耐性」「その時の体調」などによって、同じ出力でも感じる痛みは変わってきます。一般的に、毛が濃い部位や皮膚の薄い部位ほど痛みを感じやすい傾向があります。
ですので、あくまでご参考程度にしてください。
■ブラウンの痛みレベルと効果
【脇】痛みレベル:★★★☆☆(中程度)
濃い毛が多い脇は痛みを感じやすい部位です。
ブラウンは光脱毛方式を採用しており、瞬間的なパチッとした痛みがあります。
しかし、最新モデルのシルクエキスパートPro5は「ジェントルモード」を搭載しており、痛みを軽減できます。効果は3〜4回の使用で目に見える減毛効果が現れるケースが多いです。
【脚】痛みレベル:★★☆☆☆(弱め)
比較的毛が細い脚部は痛みが少なく、初心者でも挑戦しやすい部位です。
広い面積を効率よく処理できるブラウンの「グライディングモード(連続照射モード)」が特に便利で、スムーズに脱毛作業が進みます。
8回ほどの継続使用で、明らかな毛量減少が期待できます。
【VIO】痛みレベル:★★★★☆(強め)
デリケートゾーンは皮膚が薄く敏感なため、痛みを強く感じる方が多いです。
ブラウンは出力調整が細かくできるため、最小出力から徐々に慣らしていくことをおすすめします。
効果は個人差が大きいですが、10回以上の継続使用で効果を実感できる方が多いです。
■フィリップスの痛みレベルと効果
【脇】痛みレベル:★★☆☆☆(弱め)
フィリップスのルメアシリーズはIPL方式を採用していますが、ブラウンと比較すると光の出力が若干マイルド。
そのため脇の処理でも痛みが少なく、敏感肌の方に向いています。効果はブラウンよりやや穏やかで、目に見える効果を実感するまで5〜6回ほど必要なケースが多いです。
【脚】痛みレベル:★☆☆☆☆(ほぼなし)
フィリップスは脚の処理時にほとんど痛みを感じません。特に最新のルメア8000は「SmartSkin」センサーが肌に合わせて出力を自動調整するため、痛みを最小限に抑えられます。
効果は緩やかですが、約12週間の継続使用で最大92%の毛が減少するというデータもあります。
【VIO】痛みレベル:★★★☆☆(中程度)
フィリップスはVIO処理においても比較的痛みが少なめです。
特に最新モデルには専用のアタッチメントが付属しており、デリケートゾーン用に光の出力が調整されています。
効果はゆっくりですが、約8〜10回の使用で満足できる結果が得られるケースが多いです。
■肌トラブル対策とケア方法
どちらの機種も使用後は肌の赤みやほてりが出ることがあります。これは正常な反応ですが、心配な方は以下の対策をおすすめします。
2. 処理後は冷たいタオルで冷やす
3. 無香料の保湿剤で肌を落ち着かせる
4. 24時間は日焼けを避ける
■プロの結論:初心者にはどちらがおすすめ?
痛みに弱い方や敏感肌の方には「フィリップス」、短期間で効果を求める方には「ブラウン」がおすすめです。
特にブラウンの最新モデルは痛み軽減機能も充実しているため、以前よりも使いやすくなっています。
エステや脱毛サロンでもIPL方式を採用しており、その家庭用版と考えれば安心感があるでしょう。
脱毛効果を最大限に引き出すには、説明書通りの頻度で継続することが何より重要です。
痛みを恐れて途中で使用をやめてしまうことが最も効果を損なう原因となります。自分の肌質や痛みへの耐性を考慮して、長く続けられる機種を選びましょう。
ブラウンの「シルク・エキスパート Pro5」とフィリップスの「ルメア 8000」比較表
| 比較項目 | Braun シルク・エキスパート Pro5 | Philips ルメア 8000(BRI949) |
|---|---|---|
| 価格(目安) | 販売店・モデルにより変動(おおむね 4万円~10万円) | 販売店・モデルにより変動(おおむね 5万円~10万円) |
| サイズ(形状) | 「横幅18cm × 奥行5cm × 高さ7cm」コード式ハンドヘルド(やや太めのグリップ形状)「ハンドピース形状」 | 「高さ18cm × 幅12cm × 奥行5cm」コード式ハンドヘルド(流線形ハンドピース) |
| 脱毛方式 | IPL(フラッシュ式)自動で肌色に合わせる「SensoAdapt」の安全機構搭載 | IPL(フラッシュ式)SenseIQ/SmartSkinのセンサーで肌に合わせた出力制御 |
| 照射回数(ランプ寿命) | 公表値:最大約400,000発 | 公表値:最大約450,000発 |
| 照射面積(窓サイズ) | 通常窓 約3cm²/コンパクト窓 1.5㎝ | ボディ用 約4.1 cm²、顔用 約2.0 cm²、ビキニ用 約3.0 cm² |
| 重さ | 本体約 275g前後 | 約 500g前後(からだ用アタッチメント装着時・電源アダプタ含まず) |
| アタッチメント | 複数キャップ(ワイド・標準・コンパクト) | 「ボディ/フェイス/ビキニ」等を同梱 |
| 男性の濃いヒゲ | 不可(男性の鎖骨より上は使用できません)・女性はOK | 男性の濃いヒゲ(剛毛)は不可・女性はOK |
| VIO(デリケートゾーン) | VIO(ビキニ周り)対応可能 | デリケートゾーン対応(アタッチメントを同梱) |
| サングラス(保護メガネ)の必要性 | 基本は不要(内蔵センサー・フィルタにより安全性を確保)。ただし光が眩しいと感じる場合は保護具の使用を任意で推奨。 | 基本は不要(Skin/UVフィルタ・センサー等で安全性を確保)。眩しさ対策は任意。 |
| カートリッジ交換(有/無) | 「無し」ランプ交換式ではなく本体内蔵ランプを使用するタイプ(交換不要) | 「無し」カートリッジ交換不要(内蔵ランプ+付替アタッチメント方式) |
| 美肌機能(有/無) | 「肌色センサー/肌保護」安全・肌に配慮した機能を搭載 | 「肌に優しい」設計・センサー制御に加え(SenseIQ/アプリ連携で使用法最適化) |
| 冷却機能(有/無) | 能動的なペルチェ冷却などを搭載するタイプではなく、接触面の工夫・安全センサーで冷却とは別に刺激低減を図る設計 | 同様にペルチェ式の能動冷却を搭載しているタイプではない(アタッチメントや設計で快適性を向上) |
| レベル調整 | 10段階の出力レベル | 5段階の出力レベル |
| 付属品(アダプタ以外) | 「標準/コンパクト/ワイド」のアタッチメント、ポーチ、替刃やカミソリ、その他販売店による | 「ボディ/フェイス/ビキニ」のアタッチメント、ポーチ、その他販売店による |

